2011年3月21日 京都KRPにて第一回 HackForJapanが開催されました。
このイベントがどういう趣旨のものなのかについては
Hack−For-Japan
ここのURLを見ていただくとして、僕の感想を。
今回、参加するまでに僕自身はとても迷いました、理由は震災がはじまりすぐに僕自身ができることを模索してそして一週間ずっと手を動かしていたため、この三連休でちょっと休もうと思っていたからです。
PrayForJapan Androidアプリ
炊き出したん
しばらく、ずっと家族に対してもなにもしてこれてなかったし。
とくに、3連休のうち土曜日は関西チャリティーハッカソンに参加して、その前日の金曜日にはチャリティーアイデアソンに参加するなど、ちょっとへとへとでした。
ところが、結局僕は京都にきました。
京都GTUGのだいすけさんは気さくなかたで、僕自身あまり関わることは少ないけども名前を覚えていただき、わざわざ声をかけていただけたのはとても光栄なことだと思ったからです。
また、これまでメディアでしか知ることがなかった人と直接会う機会があるのは滅多にないことだし。
家族には泣いてもらいました。ごめんなさい。
さて、それで来たのはよいけど、何をするのか、、このHackForJapanは三日間で構成されており、二日間はオンラインによるアイデアソンになっています。
1日目のアイデアソン 関西チャリティーハッカソンに参加していたため不参加
2日目のアイデアソン 家族サービス(子供を映画につれていったり、買い物をてつだったり)
3日目のハッカソン 京都にて
というわけで、1,2日のアイデアソンに全く参加していないので、ある意味飛び入りのような形です、ですが行くからにはなにか目的をもっていくべき、というわけで、「炊き出したん」というサービスをネタに参加することにしたわけです。
「炊き出したん」が何なのか、どういう経緯で作ったものなのかちょっと話します。
このサービスは、震災が始まってすぐにFaceBookの知人が一生懸命炊き出しマップを編集しているのをみて、僕も何か協力することはできないかと思って作成したサービスです。
そこには使命があり、いま必要な人がそこにいるから一刻も早くはじめなければならない。
なりふりかまっていられませんでした、とにかく動けばいい。
だから、実際につくりはじめてサービスインまでに要したのは1日です。とはいってもすべてを1から作ったわけではありません。
このサービスの主幹になっているTwitterのボットは、日頃僕自身が遊びで作っていたプログラムを改良したものであり、位置情報サービスは、過去に作成したアプリで得た知識でした。だからすぐにできたのです。
急いで作ったため、いろいろな点でダメなところがあります、たとえば、サービスの元になっているGoogleApplicationEngineは時々メンテナンスがはいったり、データベースが壊れることがあると聞きます、もしそのようなことになったときに正常にリカバリができるのか?と問われると答えはNoだし。
Twitterサービスを使う上で発生する課題をすべて解決したのかというとそれもNoです。
また将来のために機能を拡張するためののびしろはあるのか?というとこれも難しいです。
とにかく、2,3ヶ月でいいから動く物をというものでした。
だから、僕自身今回のハッカソンでは、これらについて修正することが目的であり、この作業は僕自身のこだわりが大部分で、新しいものではなかったのです。
使命感というより、自分の知識欲が強いでした。
しかし、結果的にこれは大失敗ですべてが終わった今、大後悔をしています。
ハッカソンでは、上記の考えで終始作業をしました。高速化、安定化のプランについては頭にはいっていたので、モクモクと作業をしていたため、せっかく一緒にやってくれるという人がいたのに何もお願いすることができず、また他に色々な技術をもっている人がそこいたのに積極的に関わりをもとめて行動できなかった自分が情けないです。
今朝になって、あのひとにあのことを聞いてプロトタイプでも作っておけばよかったとか、、
「配膳たん」という具体的な案があったわけだからそこを掘り進めるべきでした。
ハッカソンは難しいですね、始まる前にある程度準備して望むことも重要ですが、その場の空気というか流れを読んでそこでしかできないことを見つけることも非常に大事だとおもいます。
そのことを痛感させられたイベントでした。
次回、このような機会があるときにこの反省を活かしたいと考えています。
はじめまして、こんにちは。「炊き出したん」を見たときは感動しました。役立つサービスが必要とされているときにリリースされた、そのスピード感にです。
返信削除今回の震災では、いろんなかたのフットワークの良さというものをいろんな方面で見せられました。
反省点を挙げられていますが、すごいことやってるなと思います。